1.膣式子宮単純全摘出術

 子宮筋腫、子宮の前癌病変、ごく初期の子宮癌、子宮脱などの疾患に対して、子宮の大きさがある程度(一般的には手拳大)以下であること、腹腔内に癒着が認められないこと、子宮を摘出しそれを取り出せる余裕が膣にあること、などの条件を満たす場合には、子宮を膣式に摘出することが可能です。この場合、お腹を切らずにすみますので、開腹手術を受けた場合に比べて術後の疼痛も少なくまた回復も比較的良好となります。
 癒着の有無や、子宮の状態、卵巣・卵管などの状態を術前によく検査をしておくことが求められますが、膣式手術が可能であるかどうかを判断する方法として、腹腔鏡を行って上記の状態をよく観察する方法も有効な方法です。もし癒着が認められたとしても、重度なものでない限りは腹腔鏡下で癒着剥離をしてから膣式手術を行うことも可能となります。
 また、単純に膣式に摘除できないほどの大きさの筋腫核が認められた場合でも、腹腔鏡下に筋腫核を切除しておいてから膣式にとるなどの術式も可能となります。
 当院では、手術を必要と判断し、かつこの術式が可能な方には積極的にこの手術方法をお話しし、またお勧めいたしております。
 ご質問のある方、この手術方法をご希望される方は、ご遠慮なく医師にご相談下さい。


2.子宮頚部円錐切除術

この手術はここを参照して下さい。


3.子宮脱に対する手術

子宮摘出術(膣式)--- ここを参照して下さい。
マンチェスター手術
   この手術は子宮を支える靱帯の一つである基靱帯を締め直すのが主体となる手術です。
ル・フォール手術
   この手術は主として高齢者に行う手術で、膣を閉鎖する手術です。
膣壁(縮小)縫合術
   弛緩し下垂した前膣壁及び膀胱脱に対して行うもの(前膣壁)と、直腸側より膨張した膣壁および直腸脱に対して行うもの(後膣壁)とがあります。いずれも弛緩した膣壁を切除・縮小したうえで縫合するもので、子宮全摘手術などに併術して行うことが多いものです。
ドレリー手術
   これは子宮を支える靱帯の一つの円靱帯という靱帯を、腹壁へ縫合して子宮を持ち上げてしまう手術です。

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