navi_mark navi_title navi_link1 navi_link2 navi_link3 navi_link4 navi_link5 navi_link6 navi_link7

  婦人科診療の案内     

  婦人科の診療につき、外来診察、一般婦人科手術、及び腹腔鏡下手術についての説明と、2003年1年間における当院での手術件数についてを掲載いたしました。
ご参考にして下さい。

 

 

婦人科診療
 
  外来診察
    外来における婦人科の診療は、以下のような疾患を対象に行っております。  
    腫瘍性疾患(子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮癌など)、感染性疾患(クラミジア、淋病などの性感染症、卵管炎などの骨盤内感染症など)、子宮内膜症、更年期障害、内分泌異常(月経不順、不正出血、無排卵月経など)、避妊の相談など
 
  一般婦人科手術
    進行した子宮癌や卵巣癌、外陰癌などに対する手術(広汎子宮全摘術など)を除き、通常行われている婦人科手術全般について対応いたしております。
当院で行っている主要な手術とその内容を簡単にご説明いたします。
 
 
   
  • 腹式単純子宮全摘術
    子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮頚部上皮内癌などが、この手術の対象となる疾患です。開腹して子宮を全部摘出する手術ですので、妊娠出産を希望される方には不向きな手術です。
    下に述べる膣式子宮全摘術の適応とならない場合に施術します。
     
  • 膣式単純子宮全摘術
    腹式単純子宮全摘術の対象となる疾患で、子宮の大きさが手拳大を超えないこと、過去に手術あるいは腹腔内感染症などの癒着を起こす可能性のある経歴がないこと、などの条件を満たす場合、この手術の適応があると判断します。
    手術の安全性を考慮して、当院では次の項で述べる腹腔鏡下での膣式手術とする場合が多いです。
    また、子宮脱の手術としてこの手術を行うこともあります。
     
  • 腹式子宮筋腫核出術
    子宮を温存し、筋腫の核(コブ状に成長した子宮筋腫の固まり)のみを摘出する手術です。妊娠出産を希望しながら子宮筋腫が見つかった方に対して主に行う手術です。
     
  • 腹式付属器摘出術
    主として卵巣腫瘍に対して行う手術です。
    付属器とは卵巣・卵管を主に指し、悪性が疑われるがまだ初期であると考えられる場合、腫瘍が茎捻転(腫れた部分がねじれてしまった場合にこう呼びます)を起こしている場合、あるいはほとんど正常な部分を残せないほどに大きく発育した場合などで行うことが多い術式です。
    この他、子宮外妊娠、骨盤内感染症による卵管瘤膿腫(膿みが袋状に形成されている場合で、クラミジアや淋病などで良く見られます)に対して行う場合もあります。
     
  • 腹式卵巣嚢腫核出術
    卵巣の正常な部分を残し、腫瘍部分のみを摘出する手術です。
    良性の卵巣腫瘍に対し行う手術です。
     
  • 子宮脱手術
    子宮脱という、子宮が下がってきて膣から飛び出した状態になってしまった場合に行う手術で、さらに詳細に述べると、たるんだ膣壁を治す前・後膣壁形成術、子宮を支える靱帯を締め直すマンチェスター手術、膣を閉鎖するル・フォール手術などの術式があり、個々の症例に応じて最も適当と思われる術式を選択するようにしています。
     
  • その他の手術
    準広汎子宮全摘術(子宮頸癌Ia期に対する手術)、バルトリン膿瘍に対する手術(開窓術や摘出術)、子宮頚部円錐切除術(子宮頚部の前癌病変に対する手術)、外陰部コンジローマ病変の摘除術などがあり、炭酸ガスレーザーを用いた治療も行っております。
     
 
  腹腔鏡下手術
   

当院では、積極的に腹腔鏡下での手術を行っております。
現在行っている手術は主に以下のようなものです。
 

 
   
  • 腹腔鏡下卵巣嚢腫核出術、付属器摘出術
    大きな術創を作らずに、小切開だけで腹腔鏡下に卵巣腫瘍を手術する方法です。
    手術時間が多少長くなることが多いですが、その分傷が小さくて済むこと、術後の回復が早いため入院期間が短くて済むこと、などのメリットがあり、適応がある限りこの手術法を選択しています。
     
  • 腹腔鏡下膣式子宮全摘術
    膣式の子宮全摘術を腹腔鏡下に行うもので、この術式のメリットは腹腔鏡により癒着や腫瘍部位などを直接確認できること、必要あれば腹腔鏡下に靱帯や血管の切断縫合を行って膣式手術を楽にすることが可能なことなどがあり、子宮筋腫、子宮腺筋症などで子宮全摘が必要となる方には、可能な限りこの手術法をお勧めしています。
     
  • 腹腔鏡下子宮外妊娠手術
    膣式超音波が普及したおかげで子宮外妊娠を比較的早期に(破裂して腹腔内に大出血を起こす前に)診断することができるようになってきたため、子宮外妊娠を腹腔鏡下に手術することが可能となってきました。当院では子宮外妊娠に対しても可能な限りこの方法で手術を行っております。
     
  • 不妊症に対する腹腔鏡
    不妊症の方で特にその原因となる異常所見を認めない方に対して、腹腔鏡が有効となるケースが多いことは良く知られています。これにより子宮内膜症の確定診断ができたり、卵管周囲の癒着などの確認、多嚢胞性卵巣の肉眼的所見での確認やレーザーによる焼灼治療などが可能となるためで、不妊症の方にお勧めしている方法です。
     
  • その他
    子宮筋腫核出術でもケースによっては腹腔鏡下手術が可能であり、適応となる方にはお勧めしています。その他の手術でも適応がある限り腹腔鏡下での手術法を積極的に行うようにしています。
    手術法に関してご質問があれば、いつでも医師にお尋ね下さい。